「しんぶん赤旗」2008/12/23
離島振興は重要課題 
商工会会頭が比例前進を期待
五島市で田村比例候補


 日本共産党の田村貴昭衆院比例候補は十九日、長崎県五島市に入り、街頭宣伝、商工会議所・農協との懇談、「つどい」とフル回転しました。

 田村候補は、向原やすお、橋本けんじ、江川みつ子各市議とともに市内で街頭演説。「不況の影響を最も受けるのは離島。大企業に応分の負担をさせ、経済を活性化させよう」と訴えるとともに、衆院選と来年二月に行われる五島市議選挙で現職三人の全員当選へ支持を訴えました。

 福江商工会議所では才津為夫会頭、太田義之専務理事と懇談しました(写真)。会頭らは本土との格差を強調し、「県内で人口が減っているのは離島だけ。このままでは沈没してしまう」と危機感を表明。
 「中小業者が潤うような公共工事や仕事があれば人口が減ることはない。消費人口を増やしてこそ地域は活性化する」と語りました。

 また、「たとえば消費税軽減など」と格差是正の対策を求めました。才津会頭は、衆院比例選挙での日本共産党の前進に強い期待を表明。田村候補は、「離島の振興策はライフワーク」と述べ、選挙へ向けた決意を語りました。

 続いて、田村候補はごとう農協を訪れ、役員と懇談しました。役員は、各所に線が引かれた「農業再生プラン」を手に、「これが実現できればいい政策。価格保障ができればありがたい」と評価。
 「生活できるシステムができれば後継者はできる」と語りました。田村候補は、農家の立場に立った農業政策を進めたい」と答えました。

 夜は、江川市議の地元で「つどい」を開催。電気紙芝居で「アメリカいいなり、大企業優先」の自公政治を批判。党の政策を語りました。初めて共産党の話を聞いたという若い女性は、「すばらしい話だった。でもどうして議席が伸びないのか」と質問。大阪から転居してきた女性は島の物価の高さに強い不満をぶつけました。田村候補は、「離島の格差是正。国会で必ず反映させる」と決意を表明しました。