「しんぶん赤旗」2008/12/12
ソニーの雇い止め許すな
 党県委門前で労働者を激励

 ソニーが日本を含めて世界的に8000人の非正規社員と正規社員8000人、あわせて1万6千人もの労働者を来年度末までに削減すると打ち出した問題で、日本共産党長崎県委員会と中部地区委員会が11日、諫早市内にあるソニー工場門前で「雇い止めを許す」と労働者を激励する宣伝をしました。

 出勤する労働者に厚生労働省の「非正規切り防止」通達を紹介するビラを手渡しました。

 ふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)は、「労働者のみなさんにとって重要な内容が書かれたビラをお配りしています。」と呼びかけ、「中途解雇はもちろん期間満了であっても雇い止めはきびしく規制されます」と通達の内容を紹介。

 「リストラの衝撃が走っていますが、あきらめる必要はありません」と述べ、ソニーの莫大な内部留保の数パーセントを使うだけでリストラ、雇い止めをする必要はないと訴えました。

 道路をはさんで両側に建つ工場の門からはマイクロバスが頻繁に出入りし、労働者を運んでいました。労働者の多くは二十代、三十代と思われる若者です。ビラを差し出すとポケットから手を出して受け取っていました。

 のぼり旗やプラスターを掲げての宣伝に、「リストラするのは政治が悪い」と話す人や「どこに電話すればいいのか」と尋ねる人もいました。中には、「共産党、がんばって」と激励する人もありました。