「しんぶん赤旗」2008/12/13
「後期医療」は廃止に 
長崎健康友の会 署名、投票訴え


 「安心できる医療制度にするために後期高齢者医療制度は廃止させましょう」。

 長崎健康友の会は十日、長崎市大丸前で後期高齢者医療制度の廃止を求める署名と消費税増税の是非を問うシール投票をおこないました。

 日本共産党のふちせ栄子比例候補(1区重複)も参加し、「ばらまき一瞬、増税一生どちらを選びますか」と投票を呼びかけました。

 市民からは、「国は国民のことはなにも考えていない」「考え直してもらわないと困る。政府がすることは全部だめだ」など怒りの声が多く聞かれました。二十代の保育士は、「鹿児島の祖母は今は元気ですが、これから安心して病院にかかれるのか心配です。国は国民を苦しめることばかりしていますね」と語りました。

 消費税のシール投票では、ほとんどの人が迷わず「反対」に次々とシールをはっていました。

 年配の女性は、「少ない年金なのに物価が上がって困っています」。高校生たちは二枚の「賛成」のシールに、「えっ、賛成の人いるの?そのシール、こっち(反対)にはり変えちゃおうか」と笑いながら話していました。六十代の男性は、「麻生はわかっとらん。自民党ば変えんばだめさ。みんな声ば上げんば」と宣伝行動をながめていました。

 署名二百四十五筆が寄せられ、シール投票の結果は「反対」百四十七票、「賛成」二票でした。