しんぶん赤旗」2008/12/10
戦争の国 復活許さず 
12月8日を不戦を誓う日に


 太平洋戦争開戦記念日の八日、「憲法九条を守ろう」と労働組合や民主団体が宣伝しました。

 憲法改悪阻止共同センターは早朝、長崎駅前や県庁前で通勤・通学の市民に田母神発言を批判するビラを配布。「二度と国家に戦争を起こさせてはなりません。今日十二月八日を不戦の誓いの日としようではありませんか」と呼びかけました。

 日本共産党のふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)は、共同センターとともに市内で街頭宣伝。「憲法九条は戦後日本の原点。九条を踏みにじる田母神発言は許せません。侵略戦争に命がけで反対した日本共産党と平和な日本をつくりましょう」と呼びかけました。

 長崎県母親大会連絡会は、市内の大型商業施設夢彩都前で「赤紙」を配布(写真)。「愛する人を二度と戦場に送ってはなりません」と訴えました。市民は雨の中、傘を持つ手で「赤紙」を受け取っていました。中には「もう一枚ください」という女性もいました。

 長崎駅前で休んでいた若い女性は、「憲法がどう変えられようとしているか知りません。戦争はいやです。憲法は変えてほしくないです」。

 十二月八日が何の日か知らないと答えた学生は、「自衛隊が軍隊になったら困ります」と話しました。夢彩都前で男子高校生は、「『赤紙』のことは知っています。がんばってください」と激励しました。