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新市立病院
市の計画ですすめよ
内田・長崎市議が求める
開会中の長崎市議会で二十八日、内田隆英市議は新市立病院建設問題、合併町の地域振興、市立保育所の民間移譲について質問しました。
長崎市は一九九三年から新市立病院建て替えについて協議を重ね、〇六年に現在地での建て替えという方針を確定し、現在建設に向け計画を進めています。
ところが昨年十二月総務省が「公立病院改革プラン」を発表したことから、長崎県は市民病院と原爆病院を統合し、「高機能医療施設」として建設するよう長崎市に申し入れを行っています。
内田市議は、自治体職員の職を奪う「指定管理者」による運営など県の申し入れは、市に対する「越権行為」であると厳しく指摘し、市の現計画の推進を求めました。
また、野母崎病院、琴海病院の民間移譲計画について、建て替えられて間もない両病院は合併前の旧野母崎町、旧琴海町の住民と行政が築きあげたものであり、民間移譲に住民の怒りと不安が高まっていると述べ、市が責任を持って運営すべきだと強調しました。
合併町では合併に対する不満が強まっていると指摘。地域振興のための施策をただしました。
さらに、現在十五ある市立保育所を将来的にすべて民間委譲する市の計画について、民間移譲は安上がりの保育行政を進めるものだと批判しました。 |