「しんぶん赤旗」2008/11/30
個人商店守る対策を 
長崎市の党支部がふちせ候補と共に対話


 日本共産党のふちせ栄子衆院比例候補と党長崎地区委員会江平・坂本支部は二十八日、「緊急経済提言」を持って商店街を訪問・対話しました。

 開業五十年の燃料店は、いくらか油代は下がったものの消費者の節約志向が強まって売上が減り、「あと何年もつか」と不安を語りました。

 酒屋の経営者は、「商店は地域を守る力」だと強調。「配達がてら話を聞き、様子を確認する。時にはほかの買い物の御用聞きもしている」と語り、「小さな商店を守らないと生活は守れない」と個人商店の役割を訴え、無利子融資など中小企業対策を求めました。

 空き店舗が目立つ市場の鮮魚店からは、大型店の影響で売上が落ち込んでいること、商店街がなくなれば高齢者が買い物に困ることなどを心配する声が出されました。

 同業者が次々廃業し、市内に数少なくなった手芸店は「売上はわずかだが遠くから買いに来てくれるお客のためにもやめるわけにいかない」と話しました。

 ふちせ候補は、夫が自営業であることも紹介しながら商店主と対話。きびしい経営状況が語られました。

 行動した原田成子支部長は、「地域の実情がわかってよかった。気軽に『提言』をもって対話することが大事だと感じました」と話しました。

 ふちせ候補は寄せられた声を来月の政府交渉に生かすことにしています。