「しんぶん赤旗」2008/11/27
佐世保の政財界有志「葉港21」 
共産党の考え聞きたい
山下市議が学習会講師


 佐世保市の政治経済界の有志でつくる「葉港d」の学習会に日本共産党の山下千秋佐世保市議が講師として招かれ、基地問題について講義しました。党北部地区委員会の石川悟委員長も同席しました。
 主催者が「平和を願って活動している。共産党とはその道筋が違うだけ」とあいさつ。


 山下市議は、冒頭、資本主義の現状に触れ、日本共産党がルールある経済社会、健全な資本主義をめざしていることや社会発展に資本主義が果たす役割、資本主義の限界など党の考え方について述べました。続いて、アメリカの世界戦略のなかで佐世保基地の果たしている役割について歴史にも触れながら解明。「大きな基地経済がありながら、なぜ、地域経済が活性化しないのか」と問いかけました。

 参加者から、「北朝鮮が崩壊したあと難民が押し寄せたらどうするのか」「領土問題についてどう考えるのか」「自衛隊が国際的に果たす役割は重要」など質問や意見が寄せられ、山下市議と石川委員長は日本共産党の立場を述べました。

 同グループは、市会議員や佐世保経済界の有力者で構成され、自衛隊出身者もいます。二か月に一度、各分野から講師を招き学習会を開いています。山下市議への講師要請は、「これまで共産党の話を聞いたことがなかったので」と話しました。