クリーニング機を修理してくれる人がいない…
党県委員会が業者の実態を聞く懇談会

 日本共産党長崎県委員会の山下満昭県委員長、ふちせ栄子衆院比例候補(長崎一区重複)、堀江ひとみ県議らは17日、長崎県商工団体連合会(吉次実男会長)の役員と懇談し、不況で深刻な業者の実態について聞きました。

 山下県委員長が党の「緊急経済提言」の内容を説明したあと、「率直に実態を聞かせていただき、行政への対策をもめたい」と提起し、これを受けて役員のみなさんが次々に発言しました。

 「クリーニングの需要が減り、クリーニング機のメーカーが店をたたみ、機械が故障しても修理してくれるところがない」、「板金用の塗料が1缶8000円が1万3000円になり、仕入れただけで赤字なる」、「公共事業は値下げ競争が厳しくて、受注しても全く利益にならない」、「自動車ディーラーが修理マニアルを公開せず、町の工場で車の修理をさせてくれない」…など、値上がりと不況の中で苦しんでいる実態がこもごも語られました。

 また、「最初に農協に借りたお金が債権にされ転売され、違う銀行が債権者になり戸惑っている」、「金を借りても展望が開けない。日本を覆っている黒い雲をはらさないと解決しないのでは…」など、今の日本の経済を問う発言もありました。

 これらの発言を受けて山下県委員長らは、「聞かせてもらった話しを、今後の対策に生かしたい。また、様々な業者団体とも懇談をすすめていきたい。二つの政治悪が苦しみの根源であり、政治を変えるために頑張って行きたい。共に力をあわせて頑張りましょう」と、結びました。