「しんぶん赤旗」2008/11/07
医療改善策早く 衆院候補に要請 
県保険医協会


 開業医などでつくる長崎県保険医協会(千々岩秀夫会長)は、来年度予算編成にあたり、医療費の総枠拡大、医療改善の緊急施策を求める要請書を会員四百八十人連名で国や県選出国会議員、衆院選立候補予定者に送付。
(写真は県保険医の協会のホームページ)

 日本共産党のふちせ栄子比例候補(1区重複)にも届けられました。

 要請は、社会保障費の圧縮により「医療・介護崩壊」の事態が進行していることを告発。構造改革路線で格差拡大、貧困が社会問題化していると指摘し、社会保障圧縮・構造改革路線の転換を求めています。

 ▽社会保障費自然増の二千二百億円削減中止、医療費総枠の拡大▽医療費への国の負担増、窓口負担の軽減▽後期高齢者医療制度の廃止▽介護保険への国庫負担の増額、介護報酬の引き上げなど六項目を要請。ふちせ候補へは要請項目を選挙公約に入れるよう求めています。

 要請書には、「格差拡大により一部負担金が大きな負担になり、治療を中断する事例が増えている」「診療報酬改定の度に経営がきびしくなり、医院の継続も苦しくなっている」「医療が崩壊している。これ以上いじめないで」など開業医らの意見が添付されています。

 ふちせ候補は、「後期医療制度の廃止、社会保障予算の復活で安心できる医療、介護、年金の確立のため、ともに力を合わせていきたい」と話しています。