「しんぶん赤旗」2008/10/10
「平和つくっていこうね」 
6・9行動署名に列


 長崎県原水協は九日、長崎市の平和公園で、核不拡散条約(NPT)再検討会議へ向けた「核兵器のない世界を」の署名活動を行い、核兵器廃絶を訴えました。

  観光客らは、展示された原爆パネルを見て、「ひどいなあ」などと話し、順番を待って署名に応じていました。

 公園には千羽鶴を持った修学旅行生がたくさん訪れ、平和祈念像の前で「ヒロシマのある国で」や「青い空は」などを歌っていました。

 熊本の小学校の先生は、「平和学習を学校でやっています。ここに来る前も事前学習をしてきました」と話しました。

 奈良から来た家族連れは、「初めて見ました。みんな苦しんで死んで行ったと思うとかわいそうです」と感想を語りました。

 赤ちゃんと三歳の子どもを連れたおかあさんは署名した後、「あんちゃんの名前も書こうね」と言って子どもの名前を書き、「あんちゃんも人にやさしくするところから平和をつくっていこうね」と話しかけていました。

 日系アメリカ人の夫婦は、「子どもに勧められて来ました。このようなことがあったことを忘れてはいけません」と話していました。

 県原水協は同日夕刻、市内大丸前でも行動し、市民に署名を呼びかけました。