しんぶん赤旗」2008/10/3
職場に憲法生かそう 
県労連が大会


 長崎県労働組合総連合は九月二十八日、第二十一回定期大会が、長崎市内で開かれ、職場と地域の運動に「憲法」を据える〇八年度運動方針を決定しました。

 川崎一宏議長は、構造改革で国民に貧困と不安がつくり出されたとして、総選挙で奮闘することの意義を強調。「職場や地域で政治を語り、政治の風を吹かせていこう」とあいさつしました。

 日本共産党のふちせ栄子衆院比例候補(一区重複)が来賓あいさつ。「蟹工船」に自らを重ね合わせる若者の労働実態に、「胸が締め付けられる。国民いじめの政治を変えていきたい」と決意を述べました。

 活動報告では、諫早湾干拓事業や新幹線、貧困と格差解消のたたかいなど県労連が果たしてきた役割が強調され、運動が県内各地に広がっていることが報告されました。

 討論では、「県の教育振興計画で愛国心が強調されている。戦争できる国づくりに危機感」(高教組)「過密労働で看護師不足。公的病院の再編が進んでいる」(医労連)「パート部会で団体交渉し、退職慰労金を勝ち取る」(生協労組)など各単組から自公政治の構造改革路線で格差と貧困、労働環境の劣悪化が進んでいる現状とその中でのたたかいが報告されました。

 新役員に、川崎一宏議長(再)、柿森紀和子事務局長(再)らが選任されました。