「しんぶん赤旗」2008/9/28
被爆体験者なぜ差別
 赤嶺衆院議員ら窮状聞く
 

 日本共産党の赤嶺政賢衆議院議員は27日、長崎市に入り、市内各所で国政報告を行いました。

 また、被爆体験者から多くの病気をかかえても国が「被爆者」と認定せず、支援が充分受けられない窮状を聞き取りました。

 深堀地区被爆体験者連絡会は同日、先月行った厚生労働省交渉り報告会を開きました。
 報告会には赤嶺議員やふちせ栄子衆院比例候補(長崎一区重複)も参加し、被爆者の訴えに耳を傾けました。

 国は被爆者を行政区で区切って認定し、支援を行ってきました。周辺の自治体で被爆し、被爆者と認定されなかった人たちは被爆体験者して支援していますが、対象疾病が精神疾患に付随する合併症などに限られ、ガンなどは除外されています。

 報告会では被爆体験者の男性が自身の伊王島町での被爆体験を証言。「高血圧などいろいろな病気をしている。ガンになっても支援はしてもらえなかった。被爆体験者も被爆者として平等に扱ってほしい」と訴えました。

 赤嶺議員は、「国は被爆体験者を切り捨てようとして線引きをつくった。被爆地を拡大し、支援を広げるために一緒にがんばりたい」と決意を表明。
 
 国政ではアメリカいいなりの政治から、被爆者や市民ための政治への転換するために、共産党への支援を呼びかけました。