「しんぶん赤旗」2008/9/29
米原子力空母の横須賀配備
 佐世保で抗議集会


 米原子力空母ジョージ・ワシントンが二十五日、横須賀に配備されたことに抗議する集会が佐世保市の島瀬公園で開かれました。

 集会は佐世保原水協と佐世保市平和委員会が主催したものです。

 「許すな米原子力空母佐世保寄港」の横断幕を掲げ、原水協の山下千秋理事長がマイクで、「原子力空母横須賀入港は、佐世保市民にとって、他人事ではない。米原潜ヒューストンの放射能漏れ事故。原子力艦の安全神話は完全に崩壊した。佐世保市議会は、安全性、監視体制、防災体制が確立していないもとでは、原子力艦の入港は安易に認められないという意見書を全会一致で採択した。この立場に沿った大きな世論を巻き起こそう」と訴えました。

 参加した約十五人のメンバーは、市民にビラを配布しながら、原子力空母配備撤回、佐世保の米空母の準母港化反対の運動を呼びかけました。

 原子力空母の入港について、六十代の男性は「反対です。港の近くに住んでいるので不安です。アメリカは隠そうとするし、政府も本当のことを言わない」と話しました。