「しんぶん赤旗」2008/9/23
民医連学習会で吉田万三氏が講演

 長崎県民主医療機関連合会と長崎県健康友の会連絡会は十七日、〇八年共同組織「月間」学習決起集会を長崎市内で開き、百人を超える職員・会員が参加しました。

 全日本民医連の吉田万三副会長が講演。
 吉田氏は、「今、日本が大事な時期にさしかかっている」と述べ、総選挙や「月間」の持つ意味について語りました。

 国民の運動で、後期医療制度の廃止法案を野党共同で提出するところまで追い込んだことを紹介し、草の根の運動がどこまで進むかで政界再編の姿が変わると指摘しました。
 医療・介護制度の実態、平和の問題にふれ、構造改革路線や新自由主義で医療や農業が切り捨てられてきたと述べ、「国のあり方を切り替えなければならないとき」と強調。明治維新にも匹敵する歴史的な転換期だと述べ、地域での運動をどう広げるかがかぎだと訴えました。

 健康友の会の牧山敬子事務局長が、「月間」の方針を提案。健診の推進や仲間増やしを呼びかけました。

 各事業所から「安心して老いるためにも政治を変えなければと痛感する」「困ったときに役に立つ事業所へ、情報を発信したい」など決意表明がされました。

 民医連の永田勝美事務局長は、負担増で病院にかかれない人が増えていると指摘し、「地域を訪問し、対話を広げよう」と呼びかけました。