「しんぶん赤旗」2008/9/21
市民アンケート返信1000通超える 
諫早市議団が実施

 日本共産党諫早市議団が取り組んだ市民アンケートが反響を呼んでいます。

 同市議団は、八月からアンケートを手配りや商業紙への折り込みで三万六千枚を配布。これまでに千百四十七通(九月十六日現在)の返信が寄せられています。

 アンケートの集約結果(七日集約分・諌早市)を見ると、「くらし向きが悪くなった」が八十%、後期高齢者医療の天引きについて「困る」が五十五%、合併して暮らしが「悪くなった」四十三%「よくなった」一%、家計で負担が大きいものは「税金」六十五%「国保・社会保険料」六十四%など生活がきびしくなっていることがわかります。

 また、諫早湾干拓・潮受け堤防の開門について、「開門・調査してほしい」五十四%「開門の必要はない」が十九%です。長崎新幹線については「必要ない」が七十五%「急ぐ必要はない」十二%で市民が建設に批判的であることが明らかとなりました。

 市に対して力を入れてほしいことは(複数回答)、「税金のムダ遣いをなくす」が八十五%でダントツでした。

 「いまの政治に対する意見」には、「諫早には派遣が多いため仕事が安定せず、やる気がでない」(二十代男性)「一日五百円の年金では知人の葬儀にも出れない。日帰りの温泉旅行に誘われても断るしかない」(八十歳男性)など切実な声が寄せられました。

 アンケートの約半数に自公政治への不満がつづられ、怒りが渦巻いていることが示されました。「共産党にもっとがんばってもらいたい。市民、消費者は安心して暮らせない」「共産党がもっと議席を増やしてがんばってください」など党に対する期待の声が多数寄せられています。

 木村和俊、中野太陽両諫早市議は、アンケートをもとに市政に対する要望をまとめ、十二日、諌早市に提出しました(写真)。