「しんぶん赤旗」2008/9/10
新国際署名広げ、核兵器なくそう 
長崎で6・9行動

 今年の原水爆禁止世界大会で呼びかけられた、二〇一〇年の核不拡散条約(NPT)再検討会議へ向けた署名「核兵器のない世界を」に長崎県原水協が「6・9行動」として取り組んでいます。

 九日、県原水協のメンバーは、平和公園を訪れた観光客らに「核兵器をなくす署名です」「世界から核兵器をなくしましょう」と署名を呼びかけました。

 外国人観光客も多い場所だけに、英語、韓国語、中国語で書かれたボードも用意して呼びかけていました。

 平和活動のフィールドワークで訪れた市内の中学校の生徒たちは、メンバーに核兵器の恐ろしさなどについて質問。
 メンバーはパネルを示しながら、「私は十六歳のときにここで被爆した」と話していました。中学生らは、「核兵器をなくすために自分たちにできることは署名」と言って次々に署名していました。

 自転車で日本一周しているという栃木県の二十二歳の青年は、「広島と長崎はどうしても来たかった。核兵器の恐ろしさと知ればみんな必要ないと思うだろう。これから資料館を見に行く。友人にも一度自分の目で広島・長崎を見てもらいたい」と話し、署名用紙を持ち帰りました。

 この日、約一時間で百三十五筆の署名が寄せられました。原水協では六日、七日にも署名に取り組み、二日間で二百四十筆となっています。