「しんぶん赤旗」2008/9/10
痛みの政治変えるとき
 ふちせ候補が街頭から訴え

 日本共産党のふちせ栄子衆院比例候補(長崎一区重複)は八日西海市で、来年四月の選挙で、市で初めての党の議席をめざす今徳文雄・市議候補とともに街頭から総選挙での支持を訴えました。

 ふちせ候補は、臨時国会を前にして突然辞任した福田首相を「あまりにも無責任」と批判。

 「二代続けての政権投げ出しは自公政治の行き詰まりを示すもの」と指摘しました。大企業の大もうけだけを保障し、くらしを痛め続ける政策が格差と貧困を生みだしたと述べ、農・漁業者、運送業者など国民の苦境を紹介。自民党総裁選に多数が名乗りをあげている状況に、「すべて痛みの政治を押し付けてきた人たちばかり。顔ぶれでなく、政治の中身を変えることが求められている。臨時国会で政策の争点を明らかにし、解散総選挙すべき」と訴えました。

 演説を聞いていた七十九歳の女性は、「年金から介護や医療保険など引かれて月に四万円しか残らない。病院、デイサービスにも行くと食べるお金がない。歳とると畑もできず、毎日涙が出る。共産党にがんばってもらいたい」と切実な声を寄せました。

 今徳候補は、「合併で何もいいことはなかったという声がたくさん寄せられている。住民の声が届く市政をつくる」と市議選に臨む決意を述べました。