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核兵器ない世界を子に
長崎新婦人が署名
「核兵器のない世界を子どもたちに残しましょう」。
新日本婦人の会長崎支部は一日、長崎市の大丸前で核兵器の廃絶を求める署名を訴え、一時間で百三十七筆の署名が寄せられました。
メンバーは、「憲法九条を守りましょう」「軍事費を削って、くらしに、福祉に」と訴えるチラシを配りながら、「地球上からすべての核兵器をなくしましょう」と呼びかけました。
市民は、呼びかけに答え、足を止めて署名に応じていました。
夏休みとあって、子どもたちの姿も多く、友だちと連れ立って「原爆はこわいです」と言いながら署名していました。
自分から寄ってきて署名した被爆二世という四十二歳の男性は、「どうやったら原爆を後世に伝えられるか考えています。被爆者がだんだん少なくなる中で、核兵器の危険性が薄れ、昔の日本に戻っていくような気がします。二世、三世がどう子や孫に伝えるか。そうしないとアメリカのいいなりの日本になってしまう」と語りました。
二人連れの大学生は、「名前を書くだけで協力できるならと思って署名しました」と話しました。 |