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長崎市浦上9条の会
三周年でつどい
うらかみ憲法九条の会は二十六日、長崎市内で結成三周年の集いを開き、六十余人が参加しました。
集いは、長崎県オペラ協会の松藤雅彦さんのギターの弾き語りで始まりました。松藤さんは、「いのち」や「千の風になって」など四曲を披露。参加者はそのすばらしい演奏に魅了されました。
三年間のとりくみの報告後、土山秀夫元長崎大学学長が「改憲論を打破しよう」と題して講演しました。
土山氏は、昨年五月の国民投票法案の可決や今年三月の新憲法議員同盟の総会の動き、一部の若者の右傾化の現状を紹介。改憲論の主張を、▽押しつけ憲法▽現憲法の解釈と現実のかい離▽自衛隊が明記されていない▽新しい権利など五つの点について歴史的経過とその主張の矛盾点を詳しく解明しました。
また、最近の九条をめぐる世論調査も紹介しながら憲法九条を守ることの大切さを強調。集団的自衛権行使のための憲法「改正」ではなく、平和憲法を生かした国際貢献が求められていると、具体例を示しながら解明しました。
同会は三周年を期し、憲法九条の条文をシールにし、家や地域にはり出す運動を進めています。
参加した六十二歳の女性は、「講演を聞き、九条を守り生かす運動に確信を持てました」と話しました。 |