「しんぶん赤旗」2008/7/31
長崎市 網の目行進 
みんなで戦争とめたい
高校生や学童100人が行進

 原水爆禁止2008世界大会が、8月2日から9日まで、広島と長崎市で開かれます。その長崎市の三川中学校区で網の目平和行進が二十九日おこなわれ、暑い夏の日差しが照りつけるなか、高校生や学童保育の子どもたち約百人が元気に歩きました。

 行進は二つの小学校区から三川ふれあいセンターめざして出発しました。西山台の学童保育たんぽぽクラブの子どもたちは横断幕やのぼり旗を持って行進。高校生が宣伝カーから「世界の平和と核兵器廃絶の思いを込めていっしょに歩きましょう」と呼びかけました。

 ふれあいセンターでは、高校生一万人署名のメンバーが、その活動を紹介。「世界の人と手を取り合って活動したい」と話しました。

 小学校三年生で被爆した羽田麗子さん(72)が、戦争中のくらしや被爆の悲惨な状況を語り、「今の平和を大切にしてほしい。何ができるか考えてください。あなたたちができることをしてください」と呼びかけました。「どうして今、日本が平和かわかりますか」と問いかけ、「憲法九条は絶対に大切にしてください」と訴えました。

 「一〇〇番目のサル」も上映され、子どもたちは見入っていました。

 子どもたちからは、「せんそうがはじまったらみんなの力でとめようと思いました」(八歳女子)「さいしょはげんばくのことをしりませんでした。えいがをみておどろきました。わたしができることをやりたいと思います」(七歳女子)などの感想が寄せられました。