「しんぶん赤旗」2008/7/27
海自補給艦「はまな」インド洋行くな
佐世保出港に平和団体が抗議


 「はまなはインド洋へ行くな!」。「佐世保を戦争の基地にするな!」。

 新テロ特措法に基づき、海上自衛隊の補給艦はまなと護衛艦ゆうだちが二十四日、佐世保港からインド洋へ出港。県内の平和委員会や原水協などが集会を開き、抗議の声を上げました。

 集会で佐世保市平和委員会の篠崎義彦会長は、一国支配、派遣主義にしがみつくアメリカは世界のなかで孤立していると述べ、「世界の流れは平和の流れ。日米軍事一体化反対、米軍再編強化反対の世論を広げよう」と呼びかけました。

 安保破棄長崎県実行委員会の内田武志事務局長は、漁業者が原油の高騰で出漁できないでいるときに、アメリカの戦争のために油を補給するようなことを続けさせてはならないと述べ、「自衛隊の補給活動は米原子力空母の入港と一体のもの。佐世保が補給だけでなく出撃基地となること。許せない。二十七日の抗議集会を成功させよう」と呼びかけました。

 ながさき平和委員会の冨塚明事務局長は、「私たちの税金を奪い、アメリカのために使っている。アジアが平和の方向に動いているときにこれに逆行するものであり、この実態を明らかにしていこう」と発言。各団体から決意が語られました。

 集会参加者は、出航する自衛艦に向かってシュプレヒコールを上げました