「しんぶん赤旗」2008/07/27
運動が県政動かす 
国民運動実行委が総会


 「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動長崎県実行委員会(くらふく)は二十三日、長崎市内で二〇〇八年度定期総会を開き、県民の要求実現に向けた〇八年度活動方針を決定しました。

 国貞亮一事務局長が、県民要求アンケートや「ばってん一揆」などこの一年間の取り組みについて報告し、憲法改悪反対や社会保障の充実とともに諫干、新幹線、佐世保基地など県民的課題に取り組む〇八年度方針案を提起。「取り組みが少しずつ県政を動かしていると実感する。きちんと県民に真実を伝えれば世論は動く。今ががんばりどき」だと述べました。

 堀江ひとみ県議は、県民のくらしの予算を削って、諫早干拓や長崎新幹線に莫大な税金をつぎ込む県政の実態について報告しました。

 討論では、新幹線に関して、「用地の不売運動、仮処分申請などパンチのきいたたたかいを」「街頭署名で市民の反応をびんびん感じる。県下に取り組みを広げたい」。

 諫早干拓では、「干拓農地にはいたれりつくせりだが、じゃがいもに病気がでており、見通しがない」など意見が出されました。新たに持ち上がった県庁移転問題で、堀江県議は、「商店街も反対しており、県民の声を聞くべき」と述べました。

 新代表世話人に川崎一宏県労連議長(新)、吉次実男氏(県商連・再)、平野友久氏(民医連・再)が選任されました。