「しんぶん赤旗」2008/7/30
長崎市の保育所 
民間移譲に反対
 充実させる会総会


 長崎市の保育士や保護者らでつくる「保育を充実する会」は二十一日、長崎市のアマランスで総会を開き、今後の運動方針を確認しました。

 総会では、代表委員の一人である吉田省三長崎大学准教授が講演。

「民間移譲という言葉にごまかされてはいけない。公立保育所の廃止すなわち保育の解除。保育を解除するには正当な理由が必要。民間移譲という言葉で安易な廃止を認めてはならない」と安上がりの保育を目指す行政の対応を批判しました。

 討論では、行政が公立保育所という保育の現場を持たないで保育行政を進めることの問題点が提起されました。また、今後保育を充実させる署名に全力をあげることを確認しました。

 総会後、参加者は繁華街までミニパレードをおこない、市民に保育の充実と公立保育所の廃止反対を訴えました。(写真)