「しんぶん赤旗」2008/7/22
「靖国」観る会 
上映向け会合


 映画「靖国」を観る会は十七日、長崎市内で会合を開き、映画の上映に向けた今後の取り組みについて話し合いました。

 この会は、長崎県靖国法案阻止共闘会議が中心となり上映会を成功させようと結成されたものです。

 会の川越弘代表(日本キリスト教会長崎伝道所牧師)は、「この映画のどこに問題があるのかないのか、自由な判断が大切。多くの人に見ていただきたい」とあいさつ。

 この会の呼びかけ人でもある女性史研究家の葛西よう子さんが「靖国」について講演しました。靖国神社で、陸軍の制服を着て「天皇陛下万歳」と叫ぶ人たち。それに抗議し袋叩きに合う青年。靖国神社での出来事と合間に挿入される刀鍛冶など映画の概略を紹介。

 「この映画は何も言わない。これが八月十五日の靖国神社。あなたはどう思うか、どう行動するか問いかける映画。見た人に『考えなさい』と突きつける。一人でも多くの人に見てほしい」と訴えました。

 各呼びかけ人からは、「キリスト教は祀ってもらいたくない、という思いで呼びかけ人になった。若い人の考える材料になれば」など上映に対する思いが語られました。

 映画は、九月十五日(月)長崎市民会館文化ホールで上映されます。