「しんぶん赤旗」2008/7/9
排水門を開放せよ 
支援する会が宣伝

 「佐賀地裁の判決に従い、排水門を開放せよ」。

 「よみがえれ!有明海」訴訟を支援する長崎の会は七日朝、長崎県庁前で宣伝を行いました。

 行動には十五人が参加し、出勤する職員にビラを手渡しました。
 参加した堀江ひとみ県議はマイクを握り、「漁業者と農業者との対立をあおるのではなく、沿岸漁業も干拓地農業も共に栄える行政への転換をはかるべき。干拓事業が漁業環境を悪化させていることは判決でも指摘されている。ただちに排水門の開放を」と訴えました。

 メンバーは、判決の意義や具体的な開門方法、代替農業用水が示されたビラを配布しながら、支援を呼びかけました。
 職員らは次々とビラを受け取り、見入っていました。


 市民団体は募金活動

 六日には、「生きろ諫早湾有明裁判支援募金実行委員会」が長崎市の繁華街で、控訴断念と潮受堤防排水門の開放、裁判支援の募金を訴えました。

 環境問題に取り組んでいる藤本裕さんは、「海が汚され、魚が獲れなくなった。おいしい魚を食べられるよう開門し、海を取り戻そう」と呼びかけていました。

 この行動には、日本共産党のふちせ栄子衆院比例候補も参加、募金を呼びかけました。