県年金者組合が大会
最低保障年金制度を


 全日本年金者組合長崎県本部は五日、長崎市内で第二十回定期大会を開きました。

 横崎重雄委員長は、「最低保障年金制度が全政党や経団連、新聞社などからも必要性が提起されている。これは私たちの長年の取り組みの成果。制度を実現させるためにも組合員を増やす一年にしよう」とあいさつしました。

 活動報告では西弘敏書記長が、年金、医療改悪反対の運動にとどまらず、諫早干拓、長崎新幹線、平和の問題など県民の要求にも積極的に取り組み、共闘が発展していること、弱点として仲間づくりが遅れていることなどを報告しました。

 〇八年度運動方針案では、最低保障年金制度の実現、後期医療制度の廃止など医療改悪に反対し改善させる取り組みなどが提起され、仲間を増やし、十一月の組合結成二十年の記念行事を成功させようと呼びかけられました。

 討論では、後期医療制度中止の請願を出すために「年金者組合が必要」と支部を結成した川棚支部の経験が語られ、長崎新幹線や諫早湾干拓などについても意見が交わされました。

 大会では、全議案が全員賛成で採択され、横崎重雄委員長(再)、西弘敏書記長(再)など新役員が選出されました。

 大会では、ふちせ栄子衆院比例(1区重複)候補があいさつしました。