「しんぶん赤旗」2008/07/05
国に開門求めよ
 諫早市に住民団体


 「よみがえれ!有明海」訴訟で開門命令が下されたことを受け、三日、諫早湾の干潟を守る諫早地区センター(鮫島千秋代表)は吉次邦夫諫早市長に対し、排水門を開門するよう要請しました。

 要請には、共同センターのメンバー七人と木村和俊市議が参加。

中道正春市農林水産部次長が応対しました。

 要請書は、干拓地の農業と漁業を両立させる立場から、佐賀地裁の判決に従って一日も早く開門するよう、国に働きかけるよう要望しています。

 メンバーは、開門で調整池が海水化されることによる新たな農業用水の確保についても代替案が示されていると述べ、開門できない理由はないと主張しました。

 中道次長は、「農業も漁業も成り立つようにしていくのは同感です。要請は市長に伝えます」と答えました。

 同センターは、市議会議長に対しても同様の要請を行いました。