「しんぶん赤旗」2008/6/27
早期解決向け全力 
原爆症訴訟で田村比例候補訴え


 二十三日判決が出された長崎原爆症認定集団訴訟。日本共産党の田村貴昭衆院比例候補が駆けつけました。
 
 報告集会では、肝機能障害が認められたことなどが評価される一方、七人が棄却されたことが報告されました。田村候補は、全員勝訴とならなかったことに悔しさをにじませる原告らの話に聞き入っていました。

 報告集会後、田村候補は堀江ひとみ県議とともに街頭に立ち、裁判の早期解決を求める訴えを行いました。

 田村候補は、判決がこれまでの裁判と同じく、国の認定姿勢を批判したものだと述べ、「七人が棄却されたのは残念だ。認定基準を見直すべき。全員救済へ向け、早期解決を求め全力を尽くす」と訴えました。

 また、田村候補は後期高齢者医療制度の問題にもふれ、「この制度は医療費削減が目的。消費税増税に頼らなくても、大企業への減税、五兆円もの軍事費を見直せば財源はある」と強調。制度を廃止するために力をつくす決意を述べ、総選挙へ向け日本共産党への支持を訴えました。

 堀江ひとみ県議も、長崎市議会厚生委員会で後期高齢者医療制度の廃止を求める請願が採択されたことなど市・県議会の動きを報告しました。