「しんぶん赤旗」2008/6/18
仕事、子育て…悩み持ち寄り母親大会
明日をつくろうと、540人

 2008年長崎県母親大会が十五日、長崎市の長崎大学文教キャンパスで開かれ、分科会・全体会のべ約五四十人が集いました。

 全体会では、「明日をつくる女性たち」と題して神戸女学院大学の石川康弘教授が講演しました。

 戦後、女性が「家庭・非正規雇用」におかれている背景には、男性の長時間労働をささえるための財界の思惑があったと指摘。憲法どおりの日本をつくるために学ぶことの重要性を強調しました。

 分科会では、子ども、医療・福祉、後期高齢者医療など六つのテーマで討論が行われました。。

 「平和・憲法」の分科会では、イラク戦争を告発するDVDをもとに、一体化する米軍と自衛隊の現状やばく大な軍事費の無駄遣いについて学び、「名古屋高裁の自衛隊のイラク派兵違憲判決を力にしていこう」などの意見が出されました。

 「働き方」の分科会では、参加者の中から非正規のきびしい状況が出され、生存権が守られる社会をつくるたたかいが呼びかけられました。

 集会は、「いまこそ、平和憲法を私たちの生きるてだてとして堅持し、力を合わせてよりよい時代を切り開きましょう」と呼びかける大会アピールを拍手で採択しました。

 大会には、専門学校の学生も多数参加。「初めて聞くことばかりだったので勉強になりました」と語りました。