後期高齢者医療制度
3野党の県代表がそろって廃止訴え

 年金から2回目の保険料が引き落とされる6月13日、長崎県高齢者退職者問題連絡会(矢嶋良一会長)が主催する、「ほっとけん!『後期高齢者医療制度』の廃止を求める座り込み」が、長崎市の宝町公園で行われました。
(写真はNHKの夕方のテレビニュースから)


 この行動には、来賓として日本共産党、民主党、社民党の各県代表が招待され、それぞれあいさつしました。

 日本共産党の山下満昭県委員長は、「国民の草の根の運動が、世論を動かし、高齢者医療制度の廃止法案可決につながった」と強調。「この制度は、75歳以上の人たちを否応なしに、別の医療制度に囲い込むという世界の類のない悪法であり、法の下の平等をうたつた憲法14条に違反するもの」と批判しました。
 さらに、山下委員長は、「野党4党は、廃止法案の成立のために、徹底審議を行い努力することを確認しあった。日本共産党は、この合意に基づき、廃止法案の成立のために会期末も奮闘する」と決意表明し、大きな拍手に包まれました。
 
 民主党の代表は、「75歳以上の医療費は無料にして当然」、社民党の代表は「生存権を奪うもので、絶対に許せない」と、それぞれ制度廃止に向けて頑張る決意を述べました。