長崎「新幹線」は中止を、の訴えに
「ムダ。腹立たしい」と1時間に405人が署名


 長崎「新幹線」の建設中止を求める県民の会は七日、長崎市の鉄橋で宣伝署名行動を行い、一時間で四百五筆の署名が寄せられました。
 
行動には建交労など各団体から二十八人が参加。新幹線の建設中止を求めるビラを配布し、署名を訴えました。

 参加した堀江ひとみ県議はマイクを握り、自民党整備新幹線調査会の久間章生会長が長崎新幹線について「フリーゲージトレインは完ぺきではない。フル規格が望ましい」と発言したことにふれ、「計画がいかにずさんか明らかになった。いいかげんな新幹線計画は許せない」と批判。「建設を見直せの県民の声を届けよう」と呼びかけました。

 六十代の男性は、「大きなお金をかけて時間はたいして変わらない。無駄。がんばってください」。七十代の女性は、「反対。私たちの(税)金でもうけようと思っている」と腹立たしそうに署名。手が痛くて書けないという女性は住所と名前を書いた紙をバッグから取り出し、「代筆してもらっていいですか。普通なら素通りするけど新幹線と聞いて署名したいと思いました。料金も高くなるなら飛行機のほうが早くていいです」と話しました。

 参加した会のメンバーは、「市民はみんな怒っていることがよくわかった」と感想を語りました。

 会では、毎月宣伝行動に取り組むことを決めてています。