「しんぶん赤旗」2008/5/30
税金は大企業にこそ応分に
消費税なくす会が署名訴え


 消費税をなくす長崎の会は二十四日、長崎市の大丸前で宣伝・署名行動に取り組みました。

 行動には五人が参加。七十四筆の署名が寄せられました。

 会のメンバーは、「先週発表された社会保障国民会議の提案には驚きました。今まで企業が半額を負担していた保険料方式をなくして、保険料の全額を税金でまかなうというものです。その財源として消費税を十二%にするというのです。私たちはこれを絶対に許すわけにはいきません」「企業には従来通り保険料の半額を分担してもらわないといけません。空前の利益を上げている大企業は欧米なみの法人税率を負担すべきです」「膨大化している軍事費など税金の使い方を見直せば、消費税を使わなくても福祉財源は出てきます」と訴えました。

 市民からは、「年金は減り続け、医療負担も増え続けています。こんなとき消費税の大増税なんてお先真っ暗です」(七十八歳女性)、「政府は消費税の引き上げを言う前に、まず、税金のむだ遣い、税金の使い方を見直すべきです」(六十三歳男性)などの声が寄せられました。