「しんぶん赤旗」2008/5/30
県平和委員会が総会
新事務局長に畑田三郎さん

 長崎県平和委員会は二十四日、長崎市内で総会を開きました。

 総会では、佐世保平和委員会の安田健氏が佐世保基地をとりまく情勢について講演。「アメリカの専制核攻撃戦略に基づく米軍再編により全国で基地強化が進められているが、佐世保がなぜこの対象からはずされているか。佐世保ではすでにこのことが先行しているからであり、重視する必要がある」と語りました。

 川尻和夫事務局長が、名古屋高裁のイラクにおける自衛隊活動の違憲判決などたたかいの成果や県内の基地強化の動きについて報告。佐世保基地強化、米軍再編反対の全国的連帯とともに県内におけるミニ平和大会開催など〇八年度活動方針案を提起しました。

 討論では、「三年続けて長崎港に米艦船が入港している。これは〇五年の日米軍事協力のなかで空港や港湾の利用強化の一環として進められていること。
 今回入港したイージス艦ラッセンの艦長は、『核を積んでいない』との発言を撤回、『入港に反対する勢力を取り込んで少数派にしていく』などと発言している」「「港の管理権は県知事にあるが、強力な世論が形成されれば、市長を動かし非核化することができるのではないか」などの意見が出されました。

 総会は、〇八年度活動方針案を決議、新事務局長に畑田三郎氏が選出されました。