「しんぶん赤旗」2008/5/17
長崎県原水協が総会開く


 原水爆禁止長崎県協議会08年度定期総会が十日、長崎市内で開かれました。

 総会では、日本原水協の土田弥生事務局次長が核兵器をめぐる情勢について講演しました。

 土田氏は、核の時代が頂点に達しているなかで、「核兵器のない世界」をめざす運動も広がっていると述べ、核兵器廃絶の立場をとらない日本政府を変えることが決定的に重要であること、そのためにも二〇一〇年のNPT再検討会議の成功のために「すみやかな核兵器の廃絶を」署名など草の根のたたかいを強めようと呼びかけました。

 片山明吉事務局長が、07年活動について、継続的な「すみやか署名」のとりくみや青年の活動など報告しました。

 討論では、「被爆県でありながら『すみやか署名』のとりくみが遅れている。もっと力をいれなければ」「今年は平和行進五十周年。これまでとりくみができていない地域でも行進を」などの意見が出されました。

 08年活動方針では、核兵器廃絶をめざし、「非核日本宣言」運動と「すみやか署名」を二つの柱にとりくみ、被爆県としての役割を果たそうと呼びかけられました。

 参加者からは、「署名の重要性について再確認することができた」「二年後のNPT再検討会議に向け、これまで以上の取り組みが必要なことを改めて認識した」などの感想が寄せられました。