被爆地長崎から、九条守れの声広げよう
共同センターが一斉宣伝

 憲法記念日の三日、憲法改悪阻止長崎県共同センター(代表委員 原章夫弁護士ら)は、長崎市で宣伝カー六台を繰り出し、一斉宣伝活動を行いました。
 長崎駅前で午前十時から行われた出発集会では、吉岡賢前高教組委員長がマイクを握り、「長崎市内だけでも二十を越える『九条の会』が作られるなど、憲法を守り生かす運動が進んでいる。被爆地長崎から、九条守ろうの声を広げよう」と訴えました。

 このあと、二十人の参加者は六台の宣伝カーに分乗して同市各所での演説に出発しました。

 同市北部地域では新婦人長崎本部の大石久仁子事務局長らが、「9条守ろう」ののぼりを立てて、「憲法記念日に当たり、憲法を守り、生かす道こそ大切です」と訴えました。この訴えに、バス停のベンチで聞き、盛んに拍手を送る女性の姿も見られました。

 日本共産党は、山下満昭県委員長、ふちせ栄子衆院比例候補らが参加し、「お年寄りを差別し、使い捨てにするような後期高齢者医療制度は、法の下の平等と生存権を認めた憲法に反する制度。共に止めさせましょう」など呼びかけました。

 県共同センターは、三日に同市内で行われている「9条フェスタ」と四日に県九条の会が主催する「九条さるく」(長崎市内の九条にゆかりの地を探索する)にも参加し、憲法守ろうと呼びかけました。