「しんぶん赤旗」2008/5/11
県子育て条例で学習会開く
 長崎


 長崎県は、昨年から制定をめざしている「長崎県子ども条例」を「長崎子育て条例」に名称を変更し、四月末素案を発表しました。現在、ホームページなどで県民からの意見(パブリックコメント)を募集しています。

 これを受けて、「『長崎県子ども条例』を考える会」では、このほど、長崎市内で学習会を開催。年配の人から子育て中の親、若者まで幅広い年齢層の人たち二十五人が参加しました。

 学習会では、素案を読み合わせ。三月に開催された条例検討委員会で「『子どもの権利条約』をふまえた条例とすべき」などの意見が出されたことを報告されました。

 グループに分かれての意見交換では、「条例の中に子どもの権利条約の精神を盛り込んでほしい」「基本的な考え方の最初に子育ての責任が保護者にあると明記されている。保護者の責任論を持ち出しているのはおかしい」「検討委員会や県民との意見交換会で出された意見がほとんど反映されていない」などの意見が出されました。

 会では、今回出された意見をまとめ県に届けること、周りの人にも知らせながらパブリックコメントに多くの意見を寄せることなどが確認されました。