「しんぶん赤旗」2008/05/02
切実要求掲げて連帯
第79回メーデー長崎集会


 「なくせ!貧困と格差。働くルールの確立。労働時間短縮で雇用の拡大を」などのローガンに掲げた第七十九回メーデーが一日、長崎市公会堂前広場で行われました。

 会場には、「格差と貧困の拡大を許すな」「年寄りいじめ・親不孝政権は交代だ」などのゼッケンやプラカードを持った労働者約六百七十人が集まりました。

 集会では、田島章メーデー実行委員長が、「だれでも人間的な暮らしができるような、政治の転換を迫る国民的な運動が求められている。一人ひとりがその先頭に立とう」とあいさつしました。

 日本共産党のふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)も来賓としてあいさつ。「暫定税率の再議決、後期高齢者医療制度。国民の中には怒りが広がっている。衆院選予定候補として貧困をなくし,暮らし、平和を守るため全力を尽くす」と述べました。

 要求アピールで、市役所従業員組合は、公的医療崩壊を許さず、市民とともにたたかう決意を表明。労働組合や市民団体も、後期高齢者医療制度の中止・撤回、諫早湾干拓、長崎「新幹線」建設反対、憲法九条を守るたたかいなどを報告、運動をさらに広げようと呼びかけました。
 集会後、参加者は「姥捨て山制度を廃止しよう」「すべての労働者の賃金を引き上げよう」などとシュプレヒコールしながら湊公園までデモ行進しました。