ニースへ
「新幹線」特集へ
「新幹線が来れば、四カ町にはお客はおらんようになる」
「県民の会」の訴えに多くの賛同の声

 
東彼杵郡と佐世保市でキャラバン

 8日、「新幹線」建設中止を求める県民の会(菅政和代表ら)は、県北地域でキャラバンを行い、宣伝、署名などにとり組みました。

 キャラバン隊は、東彼杵町、川棚町、佐世保市の駅前やアーケード街など各所で、「長崎に来る新幹線は、のぞみやひかりではありません。わずかな時間短縮に、多額の税金が投入されるムダな事業です。特に、佐世保を経由しないなど県北地域にとっては、何の利益にもなりません」など訴え、建設中止署名への協力を呼びかけました。

 東彼杵町では、宣伝カーの前を通る女性に署名を訴えたところ二つ返事で応じました。「新幹線は要りません」ときっぱり。
 川棚町では訴えを聞いて、「近所に配るから」と会のビラを10枚、20枚ともらいに来る人が相次ぎました。

 佐世保市では、共産党の山下千秋市議も合流し、共に訴えました。
 通りがかりの人たちが足を止め、「佐世保に来ない新幹線はいらん」、「新幹線が来れば、四カ町にはお客はおらんようになる」…など、次々に自らの思いを語りました。

 「県民の会」の中里研哉事務局長は、「今日の行動に参加した人たちはみな口々に、『こんなに反響のある宣伝はあまり経験がない』と語っていたように、新幹線には多くの県民が疑問を持っていることを、改めて実感しました。ますます、会の活動を広げ、強めていきたい」と語っていました。

 「県民の会」は13日に、長崎市の繁華街で大規模な宣伝活動を計画しています。