「しんぶん赤旗」2008/4/8
雲仙 
花見客でにぎわう公園で
消費税なくす会が署名



 消費税をなくす長崎の会は一日、花見客でにぎわう雲仙市千々石町の橘公園で署名を訴え、七十三筆の署名が寄せられました。

 会のメンバーは、「今日四月一日は、消費税施行から二十年目の怒りの日です。『高齢化社会のため』という名目で強行導入された消費税でしたが、医療制度をはじめ、福祉はどんどん悪くなっていきました」。
 
 「そのきわめつけが、今日から始まる後期高齢者医療制度です。年金月額一万五千円以上の年金者からは、年金から保険料が天引きされます。医療内容も制約されます。この制度は中止させる以外にありません」「道路特定財源で十年間に五十九兆円もの道路は造り続けています。イージス艦一隻に千四百億円。こうしたむだ遣いを続ける一方で、庶民には痛みを押し付け、消費税の増税までやろうとしています」と訴えました。

 花見客は、「消費税は、増税もしかたないと思っていましたが、ほかに財源もあるようだし、みんなでがんばってなくそうという気になりました。(六十九歳女性)、「自民・公明の内閣は、早くやめてもらわんと世の中は変わりませんね。『老人は早く死ね』と言われているようで怖いです」(七十六歳女性)「戦中戦後生き抜いて、長生きして、いまさら肩身の狭い思いをさせられるとは思いませんでした。悲しいです」(八十三歳女性)などと話しながら署名に応じました。