「しんぶん赤旗」2008/3/25
憲法守る運動さらに
県共同センターが総会


 憲法改悪阻止長崎県共同センター2008年度総会が二十一日、長崎市内で開かれ、運動の展望を切り開く決意を固め合いました。

 県労連の川崎一宏議長は、「新憲法制定議員連盟など改憲派が動き出している。二年後の国民投票法を見据え、憲法を守る運動を高めていこう」とあいさつしました。

 活動報告の後、地域共同センターの結成やネットワークの推進、県民過半数の署名達成など今後の活動が提起されました。五月を憲法月間とし、九条フェスタやキャラバンに取り組むことも確認されました。

 討論では、県内各地の九条の会などから宣伝やつどいなどとりくみの報告がされました。

 イラクの現状を告発するビデオが上映され、劣化ウラン弾やクラスター爆弾で傷ついた子どもたちに参加者は衝撃を受けていました。

 海外派兵恒久法の危険性について講演したながさき平和委員会の冨塚明事務局長は、恒久法によって九条が骨抜きにされ、米軍がイラクで行っていることを自衛隊が行うことになると告発。「イラク戦争の現実を直視し、手を取り合って恒久法阻止、憲法守れの運動を広げよう」と訴えました。

 参加者は、「ビデオはショックでした。これをいろんなところで上映し、運動を広げていければ」と語りました。