「しんぶん赤旗」2008/3/12
青年キャラバン長崎をゆく
人間らしい労働をと訴え

 十日長崎入りした九州沖縄青年キャラバン。大村、諫早、長崎市で街頭宣伝を行い、大きな注目を集めました。

 民青同盟県委員の飯田彰吾さんは、「長崎県内で毎月一万人の青年が職を探してハローワークに通っている。そのうち、実際に就職できているのは千人もいません。仕事がないんです。長崎の職場は大変です。長崎県の最低賃金は六百十九円。東京と比べてもより長く働いているのにもらう給料は断然低い。この愛してやまない長崎で働き続けたい、そんな青年の願いを実現してくれる共産党をのばしてください」と訴えました。

 佐世保市の大学に通う村田滋さん(仮名)も、世界一高い学費の問題や派遣労働について語り、「人間らしい労働を」と訴えました。

 繁華街でバスを待つ人、公園のベンチでくつろく人、行く先々で人々が青年の訴えに耳を傾けました。

 長崎市の東長崎では、二十代の青年が宣伝カーに向かって、「おれが君たちがいう派遣労働者だ。本当の苦しさを知っているか」と不満をぶつけました。

 参加した青年たちは、「初めてみんなの前でしゃべった。話を聞いてくれる人も結構いて自信がついた」「昨年夏のキャラバンより注目度が高かった。今回は拍手もあり、激励された」と話しました。