しんぶん赤旗」2008/03/13
最賃審議委員会の労働者委員
長崎県労連 浦岡氏が立候補


 長崎県最低賃金審議会の労働者委員に、県労連の浦岡克治さん(ララコープ労組)が十日、労働局に立候補の届け出をしました。

 最賃審議会は公益、労働者、使用者から各五人ずつ計十五人で構成され、労働局長が三月中に選任します。任期は四月一日から一年間です。労働者委員は労働組合の推薦があれば立候補できます。

 届け出には、春闘共闘の各労組から十七人が参加。浦岡さんは、「働く人の代表浦岡克治37才」と書かれたカラフルなたすきをかけ、お揃いの赤いTシャツを着た参加者とともに市役所前から労働局までの二百bを歩き、市民にアピールしました。ピンクののぼり旗を立てての行進は人目を引いていました。

 労働局前で、春闘共闘の吉岡賢議長が、「桝添厚労大臣は、『各種審議会に、自分たちに好意的な委員を中心に集めることはあってはならない』とのべている。その言葉を実行させよう」とあいさつ。

 浦岡さんは、「非正規の人は低賃金で正規の人と同じように一生懸命働いている。労働者の声を届けるためにがんばりたい」と決意をのべました。

 集会後、労働局賃金室長に届出書を提出。吉岡議長は、舛添大臣の言葉も紹介しながら県労連から労働者委員を選任するよう要請しました。

 浦岡さんは三回目の立候補。前二回は選任されませんでした。「労働者委員をどうやって選んでいるのか。公平公正に選んでほしい」と話しました。