「しんぶん赤旗」2008/3/11
08国際女性デー長崎集会
世界の女性と連帯して平和守ろう

 長崎市の市立図書館で八日、2008年国際女性デー長崎集会(同実行委員会主催)が開かれました。

 集会は、長崎のうたごえ協議会の歌でオープニング。長崎総合科学大学の木永勝也准教授が「いま、子ども・家族・ジェンダーを考える‐なぜ問題にされるのか?」と題して講演しました。

 木永氏は、県子ども条例や男女共同参画政策が少子化対策としてとらえられている問題や専業主婦志向が強まっている背景などについて語りました。

 発言交流では、厳しい職場の現状とそれを打開するたたかい、乳幼児医療改善の取り組みなどが報告されました。原爆遺族会の下平作江さんは「女性が立ち上がり、日本から憲法九条を宝として世界に発信、守っていこう」と呼びかけました。

 集会は、世界の女性と連帯し、平和とくらし、いのちを守ろうと呼びかける集会アピールを採択。合わせて、沖縄の少女暴行事件に抗議、日米両国政府に被害者への謝罪と補償、再発防止策などを求める要請を決議しました。

 集会後、市内の繁華街をミモザの花を手に横断幕を掲げ、集会アピールを市民に配りながら行進しました。

 西彼民商の吉次洋子さんは、「どこでも大変ななかでがんばっている。横の連帯が大切だと思いました」と感想を語りました。