「しんぶん赤旗」2008/3/11
長崎市でビキニデーの報告集会開く 


 原水爆禁止長崎県協議会は七日、長崎市内でビキニデー報告集会を開き、二十四人が参加しました。
 三・一ビキニデー集会に参加した六人が報告を行いました。
 
 長崎市役所従業員組合の馬場泉さんは三回目の参加。ビキニで被爆した八百隻の漁船の乗組員たちは何の補償もなく、偏見の目で見られていたことなどを話し、「厚生労働省はビキニ被爆者を被爆者と見ていない。被爆者手帳もない。そのことがわかっただけでも参加してよかった。ビキニデーの意義を広げたい」と話しました。

 新婦人の吉田みどりさんは富士基地行動について報告。日米一体となった軍事演習の実態を数字をあげながら紹介し、「地球全体を覆う軍事体制づくりが着々とすすめられている」と語りました。

 「3・1が大切な日とわかった。多くの人に知らせるため、自分が学び、知らなければ」「若い人が運動に立ち上がっていることに感動した」など報告と感想が出されました。

 討論では、「3・1は原水禁運動の出発点として重要な意義がある」「富士山がなぜ世界遺産にならないかわかった。砲弾を撃ち込まれ、広大な基地があるから」「女性の水着を原水爆の被害を受けた島の名前でよぶことに違和感がある」など活発な意見が出されました。