「しんぶん赤旗」2008/2/16
えさ高騰で経営苦しい
田村候補、川棚の養鶏業者と懇談

 日本共産党の田村貴昭衆院比例候補は十四日、長崎県川棚町に入り、街頭宣伝や住民との懇談、語る会とフル回転しました。

 田村候補は、久保田和恵町議とともに川棚駅前など数か所で街頭宣伝。
沖縄の少女暴行事件にふれ、「米軍再編強化のなか沖縄だけの問題ではない。基地は縮小、撤去するしか根本的な解決にならない」と訴えました。

 続いて、養鶏農家や自治会の総代会会長、川棚九条の会代表などを訪問、懇談しました。

 養鶏業の野中学さん(59)は、バイオ燃料生産のためえさのトウモロコシが高騰、一年で一dあたり一万五千円も値上がりし、苦しい経営を強いられていると語りました。「廃業も多いが多額の借金を抱え、やめるにやめられない人も多い。農家はみんな苦しんでいる。自給率を上げるためにも国が補助金を出すべき」と訴えました。

 田村候補は、鶏舎を見学しながら質問。深刻な現状に農業を守る決意を述べました。

 夜、コミュニティセンターで開かれた「語る会」には、老人会や自治会役員など住民二十三人が参加しました。

 「後期高齢者医療中止・撤回の請願に賛成したのは久保田議員だけとは」「新幹線は必要ない」「米軍住宅十一戸に二十八憶円も使うなんてひどすぎる」など活発な意見が出されました。笑いもあり、なごやかな語る会となりました。