「しんぶん赤旗」2008/2/9
核兵器廃絶 力を貸して
県原水協が署名行動


 長崎県原水協は六日、平和公園で核兵器廃絶のすみやか署名と原爆症認定制度の抜本改定を求める署名を行いました。

 原水協のメンバーは、観光客らに原爆パネルについて説明。神奈川から来たという二人連れの若い女性に、「神奈川にも基地がありますね。今度佐世保にはアメリカの原子力空母が入ってきます。核兵器をなくすために力を貸してください」と署名を訴えました。

 この日、厚生労働省の在外被爆者支援事業として、被爆者医療の研修のため日本に派遣されたブラジルの医師、看護師の二人が平和公園を見学に訪れました。
 二人は、原爆病院や大学病院で一か月研修し、帰国後、被爆者の治療にあたるとのこと。
 二人は、通訳の人に促されて署名しました。

 研修生の平和案内人を務めた今道忍さんは、「永井記念館は、最初ブラジルの日系の人の協力で永井図書館としてつくられました。ブラジルでも三世の人は原爆について知らない人が多い。研修生の二人は『原爆資料館を見て原爆の悲惨さがわかった』と話していました」と語りました。

 すみやか署名八十筆、原爆症署名四十筆が寄せられました。