「しんぶん赤旗」2008/2/7
世界で核勢力は孤立
県原水協がビキニデー学習会


 原水爆禁止長崎県協議会は一日、長崎市内でビキニデーの学習会を開き、約三十人が参加しました。

 県原水協の柴田朴理事長は、「核不拡散条約(NPT)再検討会議に向け、世界の人々と結んで核を持ち続けている勢力を包囲しよう」とあいさつしました。

 日本原水協の水谷辰也事務局次長が、「ビキニ事件と原水禁運動」と題して、原水禁運動の出発点になったビキニ事件や核兵器をめぐる情勢について語りました。

 アメリカの先制核使用戦略など危険な動きがある一方で、世界では核兵器にしがみつく勢力が孤立し、核兵器廃絶の流れが大きく広がっていると具体的な例をあげながら展望を語りました。

 二〇一〇年のNTP再検討会議まで二年であり、核兵器廃絶の明確な約束を実行させる出発点であると、3・1ビキニデー集会の意義を語り、「二〇一〇年に向け、核兵器廃絶の運動を草の根から大きく広げていこう」と呼びかけました。

 学習会に参加した民医労の片岡力さん(30)は、「初めて学習会に参加しました。知らないことばかりなので、まず、自分のような若い者が勉強して周りの人に伝えていきたい」と感想を語りました。

 翌二日、佐世保市でも学習会を開き、十五人が参加しました。