「しんぶん赤旗」08/01/10
賃上げ、働くルール確立を
春闘共闘が新春宣伝


 長崎県春闘共闘会議は八日、長崎駅と浦上駅、県庁前の三カ所で、早朝から二十九人が参加して〇八春闘の宣伝行動を行いました。

 長崎駅前では、「許すな格差拡大。守ろう雇用」「憲法が生きるもうひとつの日本」ののぼりや横断幕を掲げ、春闘共闘に結集する組合のメンバーが通勤客にビラと「働くルールの確立を求める請願署名」用紙、ティッシュが入った袋を配布。通勤客はポケットから手を出して受け取っていました。

 建交労の飯田彰吾さんはハンドマイクを握り、「大企業はボロ儲け。その一部を労働者に還元すれば、誰でも一万円の賃上げができます。今年の春闘は貧困をなくすチャンスです」「国際貢献は新テロ特措法ではなく、憲法九条に基づいた話し合いによる紛争解決を」と訴えました。

 駅前で本を読んでいた男性は、「長崎は特に給料も安いですね。(格差社会は)いびつな社会だと思います」と話しました。

 この日、三カ所で千八百六十枚のビラを配布しました。今年はビラだけでなく、新年のあいさつや署名用紙、ティッシュ、飴などを袋詰めにして配布。参加者は、「袋詰めに手間はかかったが、市民の受け取りもよく、よかった」と感想を語っていました。