「しんぶん赤旗」2007/12/30
海風がそだてる
 最盛期のゆで干し大根



 五島灘に面した長崎県西海市面高(おもだか)。全国一のゆで干し大根の産地です。

 今、そのゆで干し大根作りが最盛期を迎えています。

 小高い丘の上に、海にせり出すように組まれたやぐらがいくつも並び、農家の女性がゆでた大根を広げていきます。大根の甘い香りが漂います。

 拍子に切った大根をゆで、一〜三日寒風にさらすことで甘味が増します。気温が三度から五度、海から吹き上げる北西の風が一番よいといいます。

 面高のゆで干し大根作りは二月まで続きます。