75歳以上医療制度の中止求め署名
年金者組合長崎支部
「長生きはダメですか。安心して暮らせる世の中にするために、後期高齢者医療制度を中止させましょう」
年金者組合長崎支部は二十四日、長崎市の住吉商店街で「後期高齢者医療の中止・撤回を求める」署名行動を行いました。
「今年は、税金や保険料が上がり、ガソリンなど物価も上がりました。それなのに政府は何の手も打とうとしません。これまで苦労してきた高齢者が病院にかかれないような制度は納得できません。このような制度は中止・撤回しかありません」と訴えました。
正月用の門松や干柿が並ぶ店の横で、年金者組合の人たちは、通行人にビラを渡しながら署名を呼びかけました。市民は制度の説明を聞いて、署名に応じていました。歳末の休日とあって、いつもより人通りも多く、買い物客らは荷物を片手に署名していました。
五十代の主婦は「なんでも高くなった。介護保険も引かれ、これ以上引かれたら生活できない」と語り、署名。公園で訴えを聞いていた七十代の女性は、「今話しを聞いた。困る。病院代も高いのに」と話し、別の女性も「お年寄りいじめですね。がんばってください」と激励しました。